半田市消防署阿久比支署 滝塚浩史支署長へのインタビュー
圧倒的な消火能力が採用のきっかけに!
平成29年度、うちの消防職員がYou tubeで龍神ノズル(旧 からくりノズル) の消火実験動画を見つけ、「龍神ノズル(旧からくりノズル)を是非採用すべきである」と声を上げました。
動画から高性能ぶりが伺えたため、放水検証を行った結果、龍神ノズルの圧倒的な消火力が認められ、平成30年度の阿久比1号車の更新に合わせ、導入が決定しました。
龍神ノズル誕生以来、消防署に初めての導入となりました。
Q.これまでのノズルとの違いとは?
①まず放水の射程が長い
②直接燃えているものにあたる放水面積が大きい
よって火災に対し、大きなパンチを与えることができるのです。
Q.なぜ高性能ノズルが必要?
老朽化した木造住宅が密集している地域で火災が発生しますと、すぐに延焼拡大するという危険性があります。
それを防ぐためには、大きなパンチ力のあるノズルで放水し、極限的におさめる必要があります。
また、龍神ノズルにつきましては、隊員を守る水幕が張れるという機能(自衛噴霧機能)が付いていましたので、それも魅力です。
Q.今後どのように活用するのか?
まだ火が小さいうちについては、そんな大量の水をかける必要はありませんので、従来使っているノズルを使います。
ある程度炎上火災していて、すぐに抑え込まなきゃいけないというような状況の時については、龍神ノズルを第一線で使いたいと思っています。
水損防止のことも考慮して、ノズルの使い分けというのを考えています。
Q.採用のきっかけになった災害は?
管轄している地域の大きな密集地で火災がありました。
延焼もあり、もしこのノズルがその時消防車に積んであれば、それを使って大きな消火効果があり、延焼も少しでも止められたんじゃないかなと思います。
能力的には十分役に立ったでしょう。
防災アナリスト 金子富夫さんも高く評価!
理に適い、高レベル!
それが未だかつてない龍神ノズルの力
今日まで多くの消火ノズルが開発されてきましたが、80年以上前からノズルの性能がまったく変わっていないのが現状です。
私は東京消防庁時代、棒状放水あるいは噴霧放水という形で、一般的なノズルを使っていました。
しかし、これでは消えにくいだろうというのが私の今までの経験の中の概念であり、もっともっとレベルの高いノズルがあるべきだと思っていました。
今回ケーエスケーさんが開発した龍神ノズルは、防災アナリストとして、東京消防庁の消防官として最大に評価できる理にかなったノズルなのです。
私は、国内全国にこの龍神ノズルが普及することによって、多くの人命が救われることを望んでいます。
【龍神ノズルはここが違う1】:水滴が大きい!
決定的な消火活動をするために要するポジティブな要素が二点あります。
それは、
①シソク消火すること
②火災運動を下げること
です。
従来の噴霧ノズルは、あまりにも水滴が小さくて消火に至っていませんが、龍神ノズルは水滴が大きいので、素早く消火することができます。
世界にこんなノズルは他にありません。
【龍神ノズルはここが違う2】:遠くても広角放水できる!
例えば木造二階建ての建物の一間四方の窓から火煙が噴出していると、従来のノズルでは棒状放水して、おおむね直径30cmくらいの放水面積しか消火できません。
しかし、龍神ノズルは広角放水が可能で、火煙が噴出する面積に合わせて消火することができます。
これにより、一気に火煙を押し返し、効率の良い消火ができるのです。
これが龍神ノズルの最大の利点です。